まだ見ぬあなたよ、笑顔になれ

 

2020年、本当にたくさんのコンサートや舞台、イベントが中止になった年でした。

大好きなアイドルに会えるかもしれないという希望を与えられては消え。

逆に、とてもじゃないけど開催できる状況ではないにもかかわらず中止発表がされず、やきもきするような気持ちを味わい。でも結局中止になり、悲しんでいるファンを横目に少しほっとしてしまった自分にまた嫌気がさす。

そんな1年でした。

 

 

そんな2020年の秋に上演することが発表された、

 

舞台「青木さん家の奥さん」

 

ありがたいことに東京・大阪ともにチケットはご用意されましたが、「また中止になってしまうのではないか」と半ば諦めの気持ちを捨てきれず2021年を迎えました。

 

年始に開催予定だったあけおめも中止となり、もういよいよ青木さんの上演も絶望的だと思われましたが、感染対策を万全にした上で予定通り上演するとのメールがきたときには、不安な気持ちは捨てきれない反面やはり嬉しい気持ちが勝ちました。

 

 

地元でも往来自粛の宣言が発令されたため東京公演の観劇は泣く泣く諦めましたが、毎日TLに流れてくるレポートには目を通していました。

楽しい雰囲気が伝わるレポートが多い中、カテコでの丈くんの言葉にとても安心したことを覚えています。

 

「真っ直ぐ帰って」

 

舞台に立つ4人も上演に関わるスタッフ様方もリスクが高く、きっと怖い気持ちはあると思います。

そんな中で上演してくれることに感謝してわたしも万全の感染対策をしよう、と改めて気を引き締めて日々を過ごしました。

 

 

 

そうして迎えた2月20日。

 

舞台「青木さん家の奥さん」

夜公演を観劇してきました。

 

 

2019年大晦日 「紅白歌合戦」で関ジャ二∞の後ろでピカチュウに揉まれる姿を見てなにわ男子のファンになったため、自担である長尾謙杜くんを生で見るのは初めて。そもそもジャニーズの現場自体初めて。

そして2019年9月ぶりの現場。*1

 

緊張と興奮でいっぱいの中、幕が上がりました。

 

(以下演出等のネタバレございますのでご注意ください)

 

 

試合終了のサイレンが鳴り響く中、舞台と客席の照明が消え。再びステージがライトで照らされると、そこには、

 

天使がいました。

 

「天使」。

そうとしか形容できないレベルで愛らしい青年・新人のケントこと長尾謙杜さんが舞台上に舞い降りていたのです。

 

個人的な感情のお話になってしまいますが、私自身長尾くんに対して「かっこいい>かわいい」という感情を抱いており、しかもその「かわいい」の8割は彼の元気いっぱいな言動に向けられるものだったため、初めて肉眼で見る長尾くんがあまりにも年相応にもちもちとしたお顔に愛らしいサイズ感のかわいい青年だったことに衝撃を受けてしまい、「夢でも見てるんだろうか....」と少しの間思考が停止しました。

 

人間は、破滅級の圧倒的「かわいい」にはあがらえない。身をもって体感。初めて会えた感動と相まって登場1秒で大号泣をかましました。

 

 

でも長尾くんはとてつもなくかわいいだけの男ではありませんでした。

 

今回長尾くんが演じた役は、酒屋の新人バイト・ケント。好奇心旺盛で世間知らず、でもどこか憎めない可愛らしい青年です。

即興アドリブ劇、役名は演者と同じ。設定こそあれど、4人の素と元々の関係性が生かされるこの舞台で長尾くんは「ケント」として生きていた。そう私の目には見えました。

 

もちろん楽しそうにはしゃいだり、先輩たちを弄ったり、甘えたりする姿は 普段の長尾くんに重なります。でも、決して「長尾謙杜」ではありませんでした。

 

長尾くんに注目して観劇された方はきっとお気づきだと思うのですが、要所要所の台本がある(と思われる)シーンでの表情の演技が素晴らしかった。

 

特に印象に残っているのは、ラストのシーン。

先輩たち3人が新人のケントに配達の仕事の厳しさを説く、そんな真面目なシーンなのですが、そんなシーンにも笑いの要素をいれてくるのがこの舞台。先輩のキリンネタに客席も爆笑に包まれていましたが、そんな中でもケントの表情はずっと「先輩の教えを真剣な眼差しで聞いている」ものから変わりませんでした。

 

「長尾謙杜」は笑いを堪えるのに必死だったかもしれない。けれど、舞台の上の「ケント」は笑ってしまうことなく先輩の話を真剣に聞いている。

どんなシーンでも笑わせてくる、それがこの「青木さん家の奥さん」の良さだと思っています。

そんな楽しい空間の中でも、「与えられた役を演じきること」が出来たならば、それはきっとこの作品を「物語」としてピリッと締める良いエッセンスになるはず。

先輩に比べて、ギャグや漫才の打率はまだまだ低いかもしれない。けれど演技への気持ちは誰にも負けない、そんな長尾くんの意志を感じたような気がしました。

 

そしてそんな演技派、だけど打率低めな長尾くんに対して、

バイトリーダーの藤原丈一郎さんの凄さ、改めて実感しました。

突然振られて頭を抱えてらっこさんポーズをとってしまっても、打率は8割超。丈くんの考えるネタは客席の大多数の人が理解出来る分かりやすいものが多いからだからこそだと思うのですが、それって本当にすごい。他のお客さんが笑ってるから釣られて笑ってしまうのではなくて、心から面白いと感じて大爆笑してしまったことが何度も何度もありました。

そして、普段のなにわ男子でのMCコーナーなどでもそうですが、本当に他の人の話を広げたり面白くする天才。カテコでも「青木さん病」と自分で弄っていましたが、きっと常に頭をフル回転させて、いかに面白くするか考えているんだろうな。そんな丈くんがいるからこそ、この4人のアドリブ劇が成り立っているんだろうな、と思ってしまうくらい丈くんはすごかった。

(Aぇのおふたりについては今現在かなり無知なため、また別の機会に感想等書けたらいいなと思っております。)

 

話は変わりますが、

この物語の登場人物(特に先輩3人)の原動力の根本には「青木さん家の奥さん」がいるんですよね。コジケンとタイセイの個性的な服も「青木さん家の奥さん」のためですし。

でも上記のラストシーンで先輩たちは「青木さん家の奥さん」への配達の練習をマスターしたケントに対して、「配達するのは青木さんの家だけではない」「笑顔で出迎えてくれる家だけではない。お前にその配達が出来るのか?」と真剣に説くんです。

奥さんの喜ぶ顔が見たいから一発ギャグやラップをしてみたり、漫才までしてみたり。そんなふうに「青木さん家の奥さん」のために全力な彼らによって物語が進められてきたにも関わらず、最後に「青木さんだけじゃない」。

そんなことはきっと分かっていたことで。でもこの物語の中では「青木さん家の奥さん」が彼らの主軸。

それを最後の最後でひっくり返すことで、このアドリブ劇が物語としてきちんと締まったものになったように感じました。

 

基本的にはアドリブでワイワイわちゃわちゃハラハラしつつも、要所要所できちんと締めて、でも最後はやっぱり笑って帰れる。そんな素敵な舞台でした。

 

一度きりの観劇のため何か大切なことを見落としていて間違った解釈をしているかもしれませんが....。

 

 

 

 

アドリブや漫才ネタの内容はTwitter等で詳細にレポートしてくださっている方がたくさんいるので、自分の感じたことを書いてみました。

前述のとおり、初めてかつ久しぶりの現場となったこの「青木さん家の奥さん」。わたしにとっては大好きななにわ男子の長尾くんと丈くん、そして小島くんと大晴との「はじめまして」の場となりましたが、なにわ男子の2人に関しては客入りの現場は1年振りとなったため、長年応援してきているファンの方にとっては「久しぶりの再会」の場となった方も多いのではないでしょうか。

辛抱の2020年を乗り越え、「会える喜び」を感じられたこの舞台はきっと忘れられない思い出になる気がします。

 

 

OPとミュージカルパートで2度披露された、

劇中歌「あなたの家に行きたいな」。

 

その最後の歌詞を心に、また彼らがステージの上でキラキラ輝く姿を見れる機会がくることを楽しみに待とうと思います。

 

 

人生、全部素晴らしい!

 

 

大阪公演も残り少し、最後まで無事に駆け抜けられることを心から願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追記!!!!!!!!!!(見なくていいよ)

一度きりの観劇だからこそいつもより一瞬一瞬を大切に大切にできた気がするけれど、やっぱり東京も自分の目で見たかったし、大阪でもチケット増やしてまだまだ見たかった!!!!!見たかったよー!!!!!!!今回はド田舎実家住み地方民に遠征&泊まりがけの多ステはちょっと周りからの目が厳しくてできなかったけど!!!!本当は見たかったしこんなご時世じゃなきゃ見ようと思えば見れたんだよ!!!!!!!!!!ってことでせめてさっさと現場に行ける日がはやく帰ってくるように!!!!!わたしは今日も手洗いうがい消毒を!!!徹底するし!!!!これからも外食や不要な外出は控えます!!!!!!!!皆様もご自愛下さいませ!!!!!!!長尾くんメチャ好き卒業おめでとうございます

 

*1:別界隈のオタクをしていた時の話です。「ヘブンズ・レコード」という朗読劇を観劇したのが最後です。